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クリエイターに聞く!!ゆるめるモ!ツアーファイナルの裏
ゆるめるモ!

ゆるめるモ!が初めて2.5Dのステージに立ったのは、ちょうど1年前の「2.5D MARKET」のことだった。当時は「巫女めるモ!」と称して巫女の衣装で出演。特典会を待つ長蛇の列ができたことを今でも鮮明に覚えている。
その後も、企画集団ロックの夜明けとの音楽番組「MEZAME ROCKS」では、マシータ、アリスムカイデらと並びアシスタントMCを担当。記念すべき第一作目のアルバム「Unforgettable Final Odyssey」の発売日と同日のvol.7から第一章完結となるvol.15までを務めた。

そんなゆるめるモ!が、過去最大規模の会場である赤坂BLITZで行ったワンマンツアー「東名阪だよ!全員ハミ出すモ!ツアー」ファイナルの様子を、2014年2015年と共に走り抜けてきた2.5D目線でレポート。更には、今回のライブパフォーマンスに携わったクリエイターたちに聞いた、ツアーファイナル当日までの彼女たちの様子やステージ裏側にも切り込んでみたい。


Interview & Edit : 飯寄雄麻(2.5D)/ Photo : 後藤壮太郎、ハヤシサトル


アリーナに押し寄せる、総勢21人から生み出された圧倒的な音とパフォーマンスの波動

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2015年5月2日に開催されたツアーファイナルでは、Vo.&Gt.を務めるハシダカズマが所属する箱庭の室内楽のメンバーを中心に、Ba.三島想平(cinema staff)Dr.張替智広(HALIFANIE、キンモクセイ)など総勢11人のバンド編成でほぼ全ての楽曲を生演奏。ライブ中盤では、LaserGuitarを操るドラびでお、Gt.JOJO広重(非常階段)、Gt.マモル(nhhmbase)、Sax福山タク(NATURE DANGER GANG)がゲストとして参加しバンドメンバーだけで15人、総勢21人のアーティストがステージに佇んでいた。
非の打ち所のないバンドサウンドと、彼女たちの内から湧き上がる計り知れないエネルギーによって、会場を満員で埋めた1,200人の観客(チケットはソールドアウト)を、ただひたすら圧倒し続けるライブパフォーマンスとなった。

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開始早々、あのがMCで「今バカにならなくていつバカになるんだ!」と観客を煽る一場面も

異なる世界へと誘う、不思議な空間の先に見える”心地良さ”の魅力

中盤に一度バンドメンバーが退場した後、ステージはゆるめるモ!の6人のみに。その左手にはなにやら装置が施されたグローブを着用し、彼女たちも少し興奮気味にライブが再開した。暗めの舞台にグローブから放たれたのは緑色のレーザー。そして、楽曲の『眠たいCITY vs 読書日記』では、German Progressiveを感じさせるトラックと相まって、会場をこれまでとは異なる世界へと導いた。この、見ているものを異空間の先の”心地良さ”へ誘うことができる彼女たちのパフォーマンスこそが、類まれなる魅力の一つではないだろうか。

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メンバーから「中二病みたい(笑)。」と語られたグローブからは、緑色のレーザービームが放たれた

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定番となったあのがエレキギターを演奏する『虎よ』に加え、『DO FUFU』『聞こえる』も披露

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バックバンドの方を向いてアイコンタクトを取る場面もあり、多くの時間をリハーサルに費やしてきたことが窺えた

一際神々しさを身に纏う『たびのしたく』では、あたかも大団円を迎えてしまったかのような壮大さと儚さをを演出していたが、ここはワンマンツアーファイナル。まだまだ、ゆるめるモ!のステージは止まらない。

毒kinokopink制作。中国をモチーフに作られた衣装と日本文化のマッチアップ

一同が新しい衣装に着替えて迎えた後半戦。衣装を制作したのは、ちゃんもも◎(バンドじゃないもん!)やTORIENAなどの衣装も手がける、Art Director・Designerの毒kinokopinkだ。チャイナドレス(しふぉん)やカンフースーツ(ちーぼう)をモチーフにした中国テイストの衣装が、一人ひとりの可愛さをより一層際立たせていた。

そんな新しい衣装にピッタリの『1! 2! かんふー!』を披露したが、その後の『OO(ラブ)』では日の丸の扇子を持ち、続けて『スキヤキ』といった具合に奇しくも日本文化を感じるセットリストとなっていた。しかし、これが妙に相性のいい組み合わせで、更なる愛らしさに惹きつけられたファンも多かったはずだ。

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ここまで見て頂いた通り、今回のツアーファイナルでは恵比寿LIQUIDROOM以上にバンドメンバーを増員し、多くのクリエイターが携わっていることがわかる。そんな、後ろから支えるクリエイターたちが垣間見る、本番当日までの道のりや舞台裏について聞いてみた。

▶次のページより、ゆるめるモ!のステージを支えたクリエイター陣のインタビュー
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ゆるめるモ!

ゆるめるモ!

2012年10月4日に結成された6人組ニューウェーブアイドルグループ。メンバーはももぴ、けちょん、しふぉん、ようなぴ、あの、ちーぼう。
これまでNEU!、ESG、SUICIDEなど海外のバンドをオマージュしたジャケットとサウンドや、箱庭の室内楽、非常階段などロックバンドとのコラボでも話題に。
2014年7月9日には初のフルアルバム『Unforgettable Final Odyssey』を発売し、多ジャンルのリスナーたちから喝采を受ける。8月9日に開催した恵比寿リキッドルームでのワンマンライブはチケット完売、1000人もの観客を動員した。
2015年3月18日には非常階段とのスタジオアルバム『私をノイズに連れてって』を発売。3月25日にはPOLYSICSハヤシ作のシングル『Hamidasumo!』と、リキッドルームのワンマンDVDを発売。

OFFICIAL SITE:http://ylmlm.net/
公式Twitter: https://twitter.com/ylmlm_staff

箱めるモ!

箱めるモ!

発売日:2014年1月22日
レーベル:T-Palette Records
ASIN:B00HFJ9BHW
EAN:4997184941235
参考価格:¥2,160
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Unforgettable Final Odyssey

Unforgettable Final Odyssey

発売日:2014年7月9日
レーベル:SPACE SHOWER MUSIC
ASIN:B00KGGBFHA
EAN:4544163466946
参考価格:¥2,700
Amazonのカートに入れる

「Hamidasumo!」【あの盤】

「Hamidasumo!」【あの盤】

発売日:2015年3月25日
フォーマット:Single, Limited Edition, Maxi
レーベル:SPACE SHOWER MUSIC
ASIN:B00RTSCJNC
EAN:4544163467363
参考価格:¥1,620
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毒kinokopink

毒kinokopink

costumemaker&artdirector
i.am.etranger@gmail.com
http://kinokopinkportfolio.tumblr.com/

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ハシダカズマ(箱庭の室内楽)

ハシダカズマ(箱庭の室内楽)

ロックバンド箱庭の室内楽の作詞作曲兼ギターボーカル、弾き語り & ラップトップを使ったスタイルのソロ活動、DJも行いつつ、sony等の企業や、lyrical school、ゆるめるモ!、泉まくらなどに楽曲提供を行っている。クラシックとローファイに造詣が深く、よく酔っ払っている。
http://hashidakazuma.com/