「Back to the Jungle」徹底解説!後編

あっこゴリラ: 今作のコンセプトとかここにも通じるんですけど、日本って平和だから資本主義じゃないですか。例えば、私が日本にいるときは死ぬ気で頑張るって感覚だけど、アフリカにいるときは生きるために頑張るって感じだったのね。感覚が違う。アフリカ行ったからよりわかるんですけど、日本はすごく平和だなって思って。

日本は数字が1番の価値なんですよ。当たり前に、数字=自分の価値みたいに価値観として思っちゃうし。簡単に言えばフォロワー数、再生回数、売り上げ枚数とかがその人のイコール価値になる。それで、自分の目標の数字に達していないと死にたいって思っちゃって自殺しちゃう。でも、それって平和だからこその価値観なんだなっていうのがアフリカに行ってわかりました。
でもアフリカに行ったからこそ、その価値観も素晴らしいし全然いいって感じていて。両方の価値観を持つのがいいなって思いましたね。日本で『Back to the Jungle』みたいなアフリカでの価値観、生きるために頑張るっていう価値観はもうちょっと根付くべきだなと思ってる。

作った後に、もう1個地球を作るみたいな気持ちになっちゃって(笑)。そういう気持ちが後からどんどんどんどん強くなって深みが増していって、重い曲になっちゃった。だけど、重いとか言いながらもすごく軽くて。やっぱリリックでも言ってるけど、別に人生面白くしたいだけ、楽しくしたい、普通に過ごしたいだけだしっていう歌なんですよ。
アフリカ行ってきたっていう話をすると「大変だったね。」とか「よくそこまでするね。」とか話題作りのためとか言われるけど、そういうことじゃねぇんだよ。みたいな。楽しくしたいし、楽しくないと嫌だ。面白くなきゃ嫌だ。っていう欲望が強いだけだから、”大変”とか”伝えたいこと”とか一回置いて聴いて欲しい。私の”あっこゴリラ”というテーマに1つ道が見えちゃったって感じ。

2、シン・ゴリラ

あっこゴリラ: そもそも今回のEPはスターウォーズみたいにしたかったんですよ。アフリカ体験記みたいな感じで軽くストーリー仕立てに。なので、1曲目で「よし行くぞ!」ってなったら次はゴリラへのラブソングを書くべきだって思ったんですよ。そうしたらちょうど『シン・ゴジラ』が流行りだして、調子いいじゃんと思って『シン・ゴリラ』にした(笑)。
あと、元々『ゴリラの生体』って曲をやってたからそのニューバージョンみたいな意味合いもあります。これも、一生懸命何パターンもトラック作ってなんか納得いかないなぁと思って「ワンダさーんっ!」て相談したら「はぁい♡」ってトラック返ってきて、やべぇ超いいみたいな(笑)。そこから、速攻ラップ調子いいの乗ったしね(笑)。

ヒラサワンダ: この曲はめちゃくちゃそれっぽい、ヒップホップぽいというか。

あっこゴリラ: この時、Little BrotherとかRedmanとかそういうのばっかり聞いて作っていたので、それがラップに関しては如実に現れてますね。よくワンダさんと話すんですけど、この曲はドラムパターンがいいですね。ワンダさんのドラムパターンの遊び心は私的にバチコーン気が合う。あー、いいすね、いいすね! 乗っちゃう乗っちゃう! って感じ。

ヒラサワンダ: そこはあっこちゃんとやるときは意識していて。例えば、普通MPCを叩いて打ち込んでビシッとクオンタイズのかかったビートにラップをのせるっていう感じだと思うんですけど、僕はその上にもう一個生ドラムを重ねることによってちょっとズレたヒューマンクオンタイズみたいな音をかけてグルーヴを出すので、そこはあっこちゃんがドラマーっていうのもあるし、そっちの方があっこちゃんがやりやすいだろうなって感じて作ってます。

あっこゴリラ: うん、やりやすい。やりやすいしブチアガる。ラップしてて、ドラムが鳴った瞬間うしうしって感じになる。ライブやるたびにアガるもん!

ヒラサワンダ: そこはそう感じてもらえると意図が伝わって嬉しいかな。

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