特集

~ 客観的視点と事故の音楽の追求 ~
Ikonika

2014年1月30日に代官山UNITにて行われた「HYPERDUB 10」。昨年同様大入りの会場に重低音を響かせた。今年はKode9、DJ Rashad、Laurel Halo、Ikonika、レーベルの豪華精鋭4組が一挙来日。最先端かつ革新的なサウンドで大勢の観客を魅了し、踊らせた。その中でもレーベルのコアメンバーである天才女性プロデューサーであるIkonikaに、2.5Dでもおなじみ、LicaxxxとしてDJやビートメイカーとしても活動する廣田利佳がインタビューに臨んだ。世界の第一線で活躍するIkonikaに対し、日本で若手DJとして活躍するLicaxxxが率直な質問をぶつける。


Interview & Edit:廣田利佳(2.5D)/ Photo:谷浦龍一(2.5D) Location:OTO渋谷



Ikonika:カラオケ行ったらのどがきつくて……。

何歌ったんですか?

Ikonika:マドンナとか、ジャスティンティンバーレイクとか、マライアキャリーとか。Kode9がイマジン歌ってた(笑)。

やばい(笑)。それではよろしくお願いします。まずDJに関してですが、月何本くらいやっているのでしょうか?

Ikonika:時期にもよるけど、例えばツアー中だと四夜連続とか。

最近で最も影響を受けているDJはいますか?

Ikonika:最近だと……BOK BOKかな、Night Slugsの。レコードの古いものから新しいものまですべてを使って彼なりのDJプレイをしているのはすごくいいと思う。グライムからハウスまでジャンルも様々だし、その間にまた何か違うものが入っていたりそのスタイルはすごく気に入ってる。

じゃあクラブに行くときによく遊んでるDJもNight Slugsクルーとか?

Ikonika:Kode9とか、Night Slugsのクルーとか……。あとHYPERDUBのCooly Gとか、彼女達が音楽のファミリーみたいな感じでいつも一緒に遊んでるよ。

DJの時に気をつけてることは? 私は音色とか雰囲気とかを重視してジャンルに捕われずにつないでいこうかなっているのをいつも考えてるんですけど……。

Ikonika:観客と一つになれるっていうのがまずそうなんだけど、始まりはちょっとゆったりと遅めにスタートして最後の方でちょっと荒々しかったり早くなってったり、みんなが盛り上がってく感じにしているようにしてるのが一つ。
あとDJしてる時は頭の中はテクノっぽい感じになっていて、時には自分のだけの世界の中にいる感じなの。ベッドルームの中で選曲して自分の音楽をかけてるようなそういうフィーリングになれる瞬間がすごく好きで、それが自分にとって一番気持ちいい瞬間だからオーディエンスの人も感じ取ってくれて一体化できたらすごく嬉しいなといつも思ってる。

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HYPERDUB

HYPERDUB

常に革新的なサウンドを発信し続け、主要音楽メディアからUKのベスト・レーベルの一つとして高い評価を獲得しているハイパーダブ。
コード9主宰のレーベルとして、またブリアルを輩出したことでも知られるが、ジャンルに括られることなく、近年ではハイプ・ウィリアムスやローレル・ヘイローなどインディ・ダンスの注目アクトを次々とリリース。
昨今のベース・ミュージック人気において、ハイパーダブはコンスタントに新しい音楽を提供し、ダンスフロアーの生の声に答え続けることで、新しいサウンドを求めるリスナーやメディアから高い支持と大きな注目を獲得して来た。

Licaxxx

Licaxxx

1991年生まれ。ビートミュージックを中心にジャンルの垣根を大きく越え実験的なプレイを試み、ファンキーかつ骨太なプレイを心がけたDJスタイルで都内を中心にあらゆるジャンルのパーティーやDOMMUNE、2.5Dに出演。最近はビートメイカーとして、リミックス、コンピレーション参加、ラッパーへのビート提供など制作にも積極的に取り組んでいる。またクラブでのDJプレイのみにとどまらず、Jet SetでのDJチャート、さらに2013年12月からは同級生のRedcompassと共にblock.fmにてレギュラー番組”SEXY808”のパーソナリティも務める。普段は2.5Dスタッフ。

HP : http://flavors.me/licaxxx
SoundCloud : https://soundcloud.com/rikahirota
Twitter : @Licaxxx

Aerotropolis

Aerotropolis

Artist: Ikonika(アイコニカ)
Title: Aerotropolis(エアロトロポリス)
Release date: 2013.07.20
Label: Hyperdub / Beat Records
国内盤: BRC-388
SPRCIAL PRICE: ¥1,980 (tax in.)
国内盤特典: ボーナス・トラック追加収録、解説書封入
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Ikonika

Ikonika

〈HYPERDUB〉のレーベル・コア・メンバーにしてダブステップ・サウンドにいち早く8bitサウンドを取り入れ、ラスティやジョーカー、スターキー、ゾンビーと並んで注目を浴びた型破りな天才女性プロデューサー、アイコニカが近年のオールド・スクールなハウス・サウンドをモダナイズしたスタイルを追求して完成させた2ndアルバム『Aerotropolis』。今作は80年代が重要なキーワードとなっているが、そのアングルは近未来的であり、レトロな様相をあっさりと拭い去っている。アルバムに漂うフィーリングは、ラリー・ハードのノスタルジックな享楽性や初期シカゴハウスの持つアグレッシブな音楽性を受け継ぎながら、〈Planet Mu〉や〈Night Slugs〉、〈100%Silk〉といったインディハウス・リヴァイバルに沸く2013年現在のフレッシュな感性が見事に融合し、エモーショナルで色彩豊かなサウンドに仕上がっている。絶対的な眩い輝きを放ち、溢れんばかりの自信と、創造性や賑やかな方向性を宿したアルバムである。