特集

~ スノーホワイト・オーヴァドライブ ~
JulieWataiインタビュー

デジタルフォトグラファーとして国内外で活躍する傍ら、チップチューンユニットでボーカルを務め、過去にはアイドル・天野あいとして五作のDVDリリース経験を持つJulieWatai。SF小説への造詣も深く、並々ならぬガジェットへの愛と知識を持ち、自らはんだごてを振るって電子ペットをデチューン。凡そ何とも形容しがたい自らの活動を、彼女は「コンテンポラリーアート」と表現する。2013年3月、2.5Dに隣接する「P/I GALLERY」にて初個展「My Computer Magic」を開催したJulieWataiに、インターネットとの出会いから最先端ガジェット、ソフマップクオリティの謎に至るまで話を伺った。

Edit:結城紫雄(2.5D)/ Photo:磯部昭子(A/M)


撮影を行った渋谷の印象についてお聞かせ下さい。

JulieWatai:パルコ六階の2.5Dや乙女系のショップに長蛇の列ができていたり、従来の渋谷ではあまり見ない人種の人も増えてきましたよね。アイドルやアニメ好きな人も居場所が増えたんじゃないのかな。

Julieさんの屋外でのショットは珍しいですよね。

JulieWatai:撮られる側でのロケは約一年ぶりでした。フォトグラファーの磯部さんは面白い着眼点を持った、アーティスティックな方ですよね。日常の風景を切り取る、感性の鋭い作風の方だなと思いました。

大阪出身のJulieさんですが、土地が表現活動に与えるについてどうお考えですか?

JulieWatai:影響はかなりあると思います。関西出身で派手な作品作る人って凄く多いんですよ。OLさんなのにモリモリに髪盛っていたり、普通の人の服装も関東とは全然違いますね。私は関西にいる時、服も作品も「地味だ」「もっと派手じゃないと覚えてもらえないよ」って言われていました。それもクリエイター的な人じゃなくて、普通のおばちゃんとかに(笑)。

大阪にも電子街はあるのですか?

JulieWatai:日本橋(ポンバシ)という所があります。「オタロード」という、オタクショップが集った通りがあって、それはそれで賑わっているのですが、秋葉原に比べたら規模は小さいですね。人種も違っていて、アイドルファンが凄く少ないんですよ。大阪のインディーズアイドルたちは歌う場所がないらしくって。私も昔、写真の仕事が無い時にアイドルっぽいことをやっていたのですが、ライブはほぼありませんでしたね。撮影イベントに「年金で来た」っていうおじいちゃんがいたりしました(笑)。

Julieさんから見た最近の秋葉原の印象を教えて下さい。

JulieWatai:何年も前から言われていますが、まともな人が増えましたね。いわゆる「オタク」という分かりやすい風貌の人種は少ないと思います。アイドルイベントに参加する人もいれば、カードゲームするために来ている人もいますし、ソーシャルゲームを楽しむ人もいる。色々な人が集まって混沌としていますね。

最近特に思うのが、ここ二、三年で電子工作女子が凄く増えています。美術大学のメディアアート学科が人気らしく、そこの学生さんが課題でパーツを買いに来るらしいんですよ。秋月電子通商とか千石電商とかに(笑)。秋月は男の戦いって雰囲気が強いですが、千石はわりと女の子が多くなってきていますね。


1 2 3Next
JulieWatai

JulieWatai

フォトグラファーやCGクリエイター、VJなど様々なアーティスト活動を行っている。

2013年3月、初の個展となる「My Computer Magic」を開催。

OFFICIAL SITE:http://juliewatai.jp