特集

仮谷せいらのシアワセと、みんなのシアワセ
仮谷せいら × 水谷慎吾

2015年6月17日に待望の1st E.P.「Nobi Nobi No Style」をリリースし、CDデビューを果たした仮谷せいらをFEATURE。リリース前日、仮谷せいらの誕生日でもある16日には「LOOP & PUMP! Presents “Nobi Nobi No Style” ~Kariya Seira Birthday Special~」と題し、記念イベントも開催。E.P.楽曲以外にも「SO WHAT!?」や「水星」、仮谷自身によるピアノの弾き語りなど特別なステージを披露し、祝福に駆けつけた多くの観客を魅了した。

そんな初E.P.リリースを記念して仮谷せいら本人と、本作のアートディレクションを担当し、これまでにHABANEROPOSSERomancrewのデザインも手掛けている水谷慎吾との対談を遂行。「Nobi Nobi No Style」制作の裏側や仮谷せいらを取り囲み、人の繋がりによって生まれる”シアワセ”について話を聞いた。


Interview & Edit : 飯寄雄麻(2.5D)/ Photo : 上野修宏(2.5D)


この度はリリースおめでとうございます。初のE.P.リリースということで率直な感想をお聞かせください。

仮谷せいら(以下、仮谷):5月末ぐらいまでリリースっていう実感が沸かなくて、音源のMIXが出来上がっても、それを聴いても、PVがこんな感じだよって見せてもらっても全然実感が沸かなくて。やっと6月に入ってライブがあったりしてから段々と出るのか、みたいな。そこまでなんか他人ごとみたいな感じでフワフワしてました。

本作でお気に入りの楽曲はありますか?

仮谷:私は結構日によって違います。ちょうど今好きなのは『MYC』という2曲目がお気に入りです。

水谷慎吾(以下、水谷):僕はライブなどでもよくやられていた『フロアの隅で』という曲がずっと好きで、それが今回の作品には入っていたので、あのライブで聴いていた曲がこんな風になったのか、っていう発見があって一番お気に入りですね。

仮谷さんが挙げた2曲目の『MYC』という楽曲なんですが、この曲名の意味って教えて頂けますか?

仮谷:えっ、あの、本当は秘密なんですけど……。実は2番の最初に歌詞にもなっている「もやし」という意味なんです(笑)。この曲はタイトルを一番最後に付けることになってしまって、どうしよう、と迷ってたんですけど、歌詞を見通した時に”もやし”が超目立って。

水谷:仮タイトルが”もやし”とかだったとかでもなく、曲名をちゃんと考えた末に『MYC』に決まったんですね。

仮谷:そうですね(笑)。

水谷:アパレルでも「NYC」っていうプリントのデザインがあったりしますよね。

仮谷:でも、私にとって遠く離れたNew York Cityよりも、近所のスーパーに置いてある”モヤシ”の方がリアルだっていうことで、このタイトルにしました。

nobinobi02

なるほど。名言ぽさありますね。かなり生活感溢れるタイトルの『MYC』ですが、楽曲の最後にセリフで登場する明石泰葉さんとは?

仮谷:やぁちゃん(明石泰葉)は、小学校6年生ぐらいからのお友達で10年ぐらいの付き合いなんですけど、仮谷軍団の構成員です(笑)。普段から仲良くしてて、ライブもほぼ毎回来てくれて。PUMP!のスタッフさん達から「明石さん録るよ」と言われた時はビックリしました(笑)。『MYC』はもともと原曲は暗い曲調で、歌詞の内容もあんなに幸せな感じではなかったんですが、LUCKY TAPESのKaiさんにアレンジをしてもらってすごく明るくなって。やぁちゃんにはセリフだけじゃなくってコーラスも一緒に歌ってもらってるんです。

ちなみに「仮谷軍団」というのは?

一同:(笑)。

仮谷:私やマネージャーさんが勝手に「あいつは仮谷軍団だ」みたいな感じで決めた身内ネタなんですけど、構成員にされた方は実は認識がなくって、give me walletsのJunyaさんとかも「俺も仮谷軍団なの!?」みたいなテンションで、特に任命しているわけではなく、自然に形成されています。ちなみに水谷さんも(笑)。

水谷:気づいたら構成員でした(笑)。すごい第三者目線で仮谷軍団の話を聞いていたんですけど、そうしたら仮谷さんから「水谷さんも構成員ですよ」って言われて。

仮谷:今更何言ってるんですかって。

水谷:知らないうちに構成員になってましたね。そこから仮谷さんの呼び名が”団長”になりましたね。

nobinobi03

今回のE.P.では全曲作詞されているとのことで、過去に自分のことを詞にするのは苦手と仰っていましたが、E.P.の中でご自身のことを書かれた曲は?

仮谷:1曲目の『Nobi Nobi No Style』や2曲目の『MYC』は自分のことというか、自分の身の回りで起こっていること、上京してからのことをそのまま書きました。作詞自体が苦手というよりも、自分が体験したこととかを表現することがすごく苦手ですね。特に『Nobi Nobi No Style』は大変で、スタジオに10時間以上篭って書いて辛かったです。『MYC』は身近な幸せってなんだろうっていうヒントをマネージャーさんから受けながら振り絞って書きました。

作詞の方法として、今までと作詞の方法やテクニックなどで変わった点などありますか?

514AaGKb24L

仮谷:少し前にFaint⋆Starさんの楽曲『メナイ』を作詞させていただいたんですけど、この曲をきっかけに選ぶ言葉が変わってきたかもしれないです。あと、今まで作詞が先で楽曲を後から自分でメロディを付けるという方法だったから、結構自由に書いてたんですけど、今回のE.P.とかは楽曲を先に頂いて、メロディがある中に言葉をはめ込んでいくというやり方だったんで、上京する前と雰囲気が大分変わったと思います。

▶次のページでは、”とにかくかわいい”アートワークについて
仮谷せいら

仮谷せいら

シンガー/シンガーソングライター。
1993年6月16日生まれ。

tofubeats氏のアルバム『lost decade』に収録された「SO WHAT!?」でのフィーチャリング、人気曲「水星 feat.オノマトペ大臣」ではPV主演を務めるほか、SONYのウォークマン公式サイトではモデル出演とともに自身の楽曲「大人になる前に」が起用されるなど、枠にとどまらない独自の活動がネット・クラブシーンを中心に注目を集める。地元大阪での活動を経て、2014年PUMP!に第3弾アーティストとして加入。同年9月24日、give me walletsの2nd E.P.にてコラボ作品を発表。そして2015年6月17日、待望のデビューE.P.をリリースした。

Official Blog
Twitter
Instagram

Nobi Nobi No Style

Nobi Nobi No Style

発売日:2015年6月17日
レーベル:PUMP!
ASIN:B00W5YLNTG
EAN:4515778513486
参考価格:¥1,620
Amazonのカートに入れる

水谷慎吾(©405mhz)

水谷慎吾(©405mhz)

1980年愛知県名古屋市生まれ。02年文化服装学院卒業。07年よりフリー。三角形で点描する様なスタイルの絵柄を軸として、CDジャケット、アパレル用図案、Web、紙媒体等を中心に東京で活動中。その他、DJチームHABANEROPOSSEのグラフィック担当としても所属中。

Official Site:www.405mhz.com