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~ 映画「思春期ごっこ」スペシャル対談 ~
未来穂香 × 青山美郷 × タカオユキ

2014年8月公開の映画「思春期ごっこ」。ガールズムービー界新世代の旗手・倉本雷大がメガホンを取り、耽美な映像で少女たちの夏の一瞬を切り取った青春映画が誕生した。主役には、モデルとしても活躍し、TVドラマ「鈴木先生」等で注目を集める未来穂香、そして演劇集団・劇団ハーベストのリーダーを務め、映画「円卓」での演技も評価の高い青山美郷を抜擢。二人の若き女優が、大人になるまでの少女特有の繊細な心の機微を見事に表現した。

映画公開を直前に控えた今回、本作主演の未来穂香・青山美郷、そして主題歌を担うみみめめMIMIのボーカルにして、本作で実写映画初出演を果たしたタカオユキに話を聞いた。


Edit:結城紫雄(2.5D)/ Photo:谷浦龍一(2.5D)


映画「思春期ごっこ」あらすじ:
女子校、中学三年生。鷹音(未来穂香)と三佳(青山美郷)、高校進学で離ればなれになる前のきらめいた青春時代。
美術学校に進学したい鷹音は、お気に入りの小説「思春期ごっこ」を読みふける三佳をモデルに絵を描いていた。唯一無二の親友の二人。静かで濃密な夕暮れの時間。きっとこの関係性は永遠に変わらない、そう思っていた。
ある時三佳は、通い詰めていた図書館で、司書となっていた「思春期ごっこ」の作者・奈美江(川村ゆきえ)と出会う。同じ中学の出身で、在学中に小説を出版した奈美江に強い憧れを抱いていた三佳は、次第に彼女との時間を優先するようになる。置き去りになった鷹音の心は嫉妬に満ちていく。しかし三佳が初めて書いた小説を奈美江に渡したことから、二人の関係性は大きく変わっていく……。

まず初めに、皆さんの演じている役について教えてください。

未来穂香:私が演じる蓮見鷹音ちゃんは、自分の感情を率直に表現できる素直な子なんです。ただ、三佳に対してだけはなかなか気持ちが伝えられずに悩んで葛藤する。思春期まっただ中の女の子です。

青山美郷:私の演じる辻沢三佳ちゃんは、感受性の豊かな繊細な女の子。純粋なあまり、一つの事に夢中になってしまうと周りが見えなくなってしまうタイプです。

タカオユキ:私が演じる三宅翔子は、図書館で働いていて、元小説家の同僚に嫉妬する女の子。どこにでもいそうな女性なので難しかったですね。

今作では、「嫉妬」が重要なキーワードになっていると思います。青山さんが日常生活で、小さな嫉妬を感じる瞬間はありますか?

青山:昔は、人と自分を比較する癖があったんです。女優や舞台のお仕事をされている同世代の方々って、個性のある人が多くて。それでついつい自分と比べてしまってどんどん自信がなくなっていくという負のスパイラルにはまってしまった時期もありますね。

一方、タカオユキさんがボーカルを務めるみみめめMIMIによる映画主題歌『no name love song』には、そういった「嫉妬」の感情を全く感じさせないポジティブさがありますよね。

タカオ:あえてポジティブに、という意識はそんなにないですね。それよりも、”瞬間”を切り取ることに重点を置いています。何かを好きになった時って――対象が女性とか男性とか、それがたとえ夢に対してでも――気持ちが純粋でまっすぐですよね。その気持ちが最大限なのは、誰かを好きになったまさにその”瞬間”。その時点の最大瞬間風速は、この先何年たっても何十年たっても色褪せない永遠のものだと思っています。そういう感情が、5分間の曲で90分の映画に寄り添って伝えられたらいいな、と思って歌詞を書きました。

未来さんと青山さんはこの主題歌を聞かれて、どんな印象を持たれましたか。

未来:すごくぴったりだなって。思春期の女の子達の感情を歌で表現していて、もっともっと映画に近づける曲だなと思います。

青山:一回聞いてから頭から離れなくて(しばしサビを歌う)………。この曲と映画が、同じ種類の繊細な”儚さ”を共有しているんですよ。

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思春期ごっこ

思春期ごっこ

8月23日より新宿武蔵野館他、
全国順次ロードショー

未来穂香 青山美郷
逢沢りな(特別出演) 伊藤梨沙子
荻野可鈴 井之上史織
本宮初芽 浅見姫香 タカオユキ
真山明大 / 川村ゆきえ

監督:倉本雷大
写真:青山裕企
脚本:マキタカズオミ 倉本雷大
(C) 2014「思春期ごっこ」製作委員会

未来穂香

未来穂香

1997年、千葉県出身。雑誌「ラブベリー」「ピチレモン」の専属モデルを経て、13年から「non-no」の専属モデルをつとめる。一方で「鈴木先生」(TX)「イタズラなKiss〜Love in TOKYO」(フジテレビTWO)「幽かな彼女」(KTV)など話題のドラマに次々と出演し、注目を集める。また、「マリア様がみてる」(10)「映画 鈴木先生」(13)「高速ばぁば」(13)「江ノ島プリズム」(13)など映画界からも熱いラブコールを受け、女優としてもこれからの活躍が期待されている。

青山美郷

青山美郷

1994年、兵庫県出身。11年にソニー・ミュージックアーティスツが開催したオーディション「アクトレース」で約1万人の中から選ばれ、翌12年に合格者のみで結成された少女劇団「ハーベスト」でリーダーをつとめる。団員として公演の舞台に立つと同時に映像での活動も開始し、これまでドラマ「潜入探偵トカゲ」(TBS)「夫婦善哉」(NHK)「Dr.DMAT」(TBS)などに出演。本作は映画初主演となり、他には行定勲監督「円卓 こっこ、ひと夏のイマジン」(13)がある。今後「Barrechords」の公開も控えている。

タカオユキ

タカオユキ

1990年生まれ、兵庫県出身。幼少期より声優に憧れ、アニメ「君のいる町」の神咲七海役で声優デビュー。以降「夜桜四重奏 〜ハナノウタ〜」「極黒のブリュンヒルデ」「ノラガミ」「ハマトラ」「ブレイドアンドソウル」といったアニメや、「ガールフレンド(仮)」をはじめとするゲームでも声優をつとめる。女優としては本作が映画デビュー作となる。

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